2021年の1月の鑑賞記録 byアヤノテツヒロ

こんにちは、アヤノテツヒロです。

今回、2021年の1月の鑑賞記録を纏めていきたいと思いますよ。1月はですね、それなりには記事を出してきたつもりなんですが、まあ書ききれていない部分が多いわけですね。

そんな映画たちにもいつかは単独の記事を書きたい気持ちがある素敵な作品が沢山あるのですが、早めに書いておかないと忘れちゃうし、この新鮮な気持ちこそ(たとえちゃんとした文章になっていなくても)共感を呼ぶことがあるやもしれない、そういう思いで書き残そうと思いますよ。

2021.1

それなりな忙しさと年始だらけ過ぎたせいでなかなか乗れなった1月(笑)それでも何とか毎週映画館に行っては映画を観て、ワンダヴィジョンを見てといった感じですね。さあ、次からは鑑賞作品のレビューをネタバレなしで書いていきます。


新・感染半島 ファイナル・ステージ

1月初っ端からゾンビ映画でしたね。詳しくは単独記事をご覧ください


銀魂 THE FINAL

監督:宮脇 千鶴

キャスト:杉田智和、阪口大輔、釘宮理恵 他

人気コミック「銀魂」のアニメ、その最終回となる作品。(アニメの最終回って映画でやったよな。とか言わない。大丈夫!本編でネタにしてるくらいだから!)


個人的には銀魂最終回まできちんと(アプリとか色々紆余曲折したのも含めて)全部読んでるのでこの最終回的な映画は良かったですね~

ちゃんと某国民的マンガのネタ(原作通りだけど、原作よりノリノリ(笑))のOPから始まり、基本はラストなのでシリアス気味ながらも間に挟まれるギャグに笑い、戦闘シーンに興奮するという感じでした。

連載時にはちょっとずつ話が進むわけじゃないですか?そしてその1話ごとにクライマックスからの引き・・・というのが1つのアニメ作品で描くと難しいので原作を読んでいるときほどの興奮は無かったかもしれません。

アニメとして良かった点は、ボイスキャストの熱演ですね。アニメが始まってからの集大成的な作品として皆さんの熱が入っていたように感じました。あとは歌!DOESとSPYAIRというTVアニメでも人気の主題歌を歌ってきた二組の劇場版で流れる挿入歌に主題歌!ここはやはりアニメの良さが出ておりました~

あと、最終決戦でアニメならではで足された”もしも”なシーンやセリフなしで銀時たちの過去を見せるシーンなども良かったです。特に原作には全くない”願わくば”的なシーンの美しさはなかなか感動的でした。

でも、初見さんには難しいかもしれません。OPでこれまでの経緯を説明してくれるはずなのですが、前述の通りパロディが過ぎて内容が入ってこないので(笑)あと、アニメ本編での終了時と映画本編に若干の隔たり(dTVでの配信作品にて補完される部分)があるのでそこも注意が必要ですね。

エンドロール後が素晴らしい(爆笑)


ズーム:見えない目撃者

全編ZOOM画面のホラー作品です。こちらも単独記事をご覧ください


デンジャー・ゾーン

監督:ミカエル・ハフストローム

主演:ダムソン・イドリス、アンソニー・マッキー

戦争地域が拡大した近未来、ドローン操縦士だったトーマスが前線に送られ、変り者と言われるリオ大尉と共に紛争の首謀者ととある兵器を追う、SF戦争アクション。


ユカリ氏が書いていますので詳しくはそちらを見ていただくとして、ワタシもネタバレなしでのコメントをしていこうと思います。

全体的には悪くはないと思いましたが、描きたい要素を詰め込みすぎな印象をワタシは持ちました。

ドローン操縦士:トーマスが前線に出て、戦場や民間兵、自らのドローン爆撃というものに向き合う話とリオ大尉が持つ秘密とその彼の選択、その根底にある社会への警鐘的な要素、それらの要素を組み込むこと自体は良いのですが、全体的に中途半端な印象でした。

リオ大尉のアクションシーンはカット割り多めのハイスピード感溢れるアクションシークエンスで良かったと思います。

エリアの移動や一人一人の行動にどうにも???と思う瞬間があったりするので、どこまで気にしないか、気にならないかが評価に影響しそうな作品です。

そこを気にさせないくらいの展開で強引に面白くさせてくれる作品もあったりするんですけど(笑)

細かいツッコミ処はありますが、これ以上はネタバレ防止ということにしておきましょう。

絶賛でオススメという感じは個人的にはしませんが、一度ご覧になってみても良いのではないでしょうか?


さんかく窓の外側は夜

監督:森ガキ侑大

出演:岡田将生、志尊淳、平手友梨奈、滝藤賢一 他

人気コミックの実写映画。霊が見える男と霊が祓える男、二人が出会い、挑むのは「ヒウラエリカ」という女性が関わる呪いの事件だった・・・


原作を事前に(お試しのやつで)2巻まで読んでおりました。

それを入れての判断となると・・・かなり薄くてして万人受けに仕上げたのかなと言う感じでしょうか

原作ではBL感が強めだったりした描写が、実写はかなりマイルドな感じに(岡田将生さんの怪しげな感じはお似合い)なっており、そこについての賛否もありそうです。

霊の見える話から呪いの話になったり、彼ら二人の関係性を深めるようなエピソードも、時間的に無いので正直連続ドラマとかでじっくり見たいジャンルかなと、個人的には思いました。

約2時間という尺に収めるために、登場人物を一人削っていたり、掘り下げが無い分、二人のバディ感が物足りないかなと思います。

志尊淳演じる三角は日常から霊が見えるわりには少々ビビりすぎでは?演出なんだろうけど、あんなに黒い服の人ばっかりなのか?呪いのルールや概念もよく分からず説明不足感や掘り下げ不足、ツッコミ処も多いのでやはり2時間の映画では収めるのが難しかったのかなと。

物語としても淡々と進むため、盛り上がりにも少々欠けてしまうのも残念。

霊の演出やビジュアル面は雰囲気があって良かったので、連続ドラマとして仕切り直しを期待したい。


ヤクザと家族

監督:藤井道人

出演:綾野剛、舘ひろし、市原隼人、尾野真千子 他

ヤクザとして生きてきた、生きるしかなかった男の3つの時代を描く極上のドラマ


2021年1月ベスト映画!!!

これは見ごたえがありました!!!

ヤクザとして生きる男の生きる様を時代ごとに、ライティングや雰囲気を変えて見せてくれる映像のクオリティはもちろん、綾野剛や舘ひろしなど役者陣の熱に入った演技がお見事!!!

一つ一つのカットも様になるー会話するときの横顔、それぞれの背中を映すカットの美しさ、その目付きが語る心情・・・素晴らしい!

ヤクザという生き方を選び、ヤクザという家族を信じた男が辿るのはその家族の悲しい末路と変わりゆく社会によって追い込まれる男を通して、「生きる」ということ、「レッテル」「過去」「家族」について我々にズシリとした刃を突き付けてくるような映画になっております。

3つの時代での画の雰囲気が違うのがまた、良いんですよねぇ~

綾野剛演じる賢治がヤクザに入る前、そこは若者らしいギラギラした照り付けるような眩しさ、そして舘ひろし演じる組長の頼もしさ、昔ながらのヤクザの男らしさを示すような明るさを、賢治がヤクザとして勢力を伸ばしている中盤の時代には、夜の街のネオンとその夜の闇を輝かせるようなダーティかつクールな画になっていたと思います。そして、最後の時代。ヤクザの立場が追い込まれていることを示すように、賢治が知らない世界へと変わってしまったかのような、儚さや切なさを示すような淡い画づくりになっていたと感じました。

また、そこに合わせて変化する彼らがまさにそこで生きていると感じさせるその熱量がたまらない!

3世代に渡る家族(それは血の繋がりだけではなく)の絆とそれぞれの想い、願い、受け継がれるもの・・・見ごたえのある一本でした。

正直、まだまだ力不足でこの映画の魅力を最大限伝えることが出来ませんが、とにかくオススメです!!!


さて、2021年1月の鑑賞記録を振りかえってみました。ツッコミ処ばっかり書いてるのに、面白いと思った映画についてもっと表現したいのに出来ないという矛盾をどうにか出来るように精進してきたいと思います。

これからも良いブログにしていくため、精進していきますのでよろしくお願いいたします。

では