「デッドプール&ウルヴァリン」 ネタバレあり感想:デッドプールにマルチバースという最高のオモチャを与えたら
皆さん、こんにちは。アヤノテツヒロです。今回は 「デッドプール&ウルヴァリン」です。
監督:ショーン・レヴィ(フリー・ガイも最高だから見てほしい!!)
キャスト:ライアン・レイノルズ、ヒュー・ジャックマン
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「デッドプール&ウルヴァリン」 感想①:最高!最高!!最高!!!
はい、もうめちゃくちゃ過ぎて楽しいです!!と言わんばかりのマーベルネタの宝庫!!カメオ出演モリモリの特上仕上げ!!という感じの映画でありました。
ホントに楽しいお祭り映画であり、MARVEL映画の歴史へのリスペクトと救いを伴い、デッドプールとウルヴァリンの2人が背負った傷を乗り越えヒーローとしてライジングする映画であり、この映画は「デッドプールにマルチバースというおもちゃを与えたら…」な映画とも言えました
さて、ここから其辺を掘り下げていきましょう
「デッドプール&ウルヴァリン」 感想②:デッドプールとマルチバース
元々デッドプールはメタ発言が満載のキャラクターであることは間違いないでしょう。特にX-MEN周りやLOGAN周り、そしてDCも含めてメタな発言でクスリとさせてきたキャラクター。
そんな彼がマルチバースサーガ真っ只中のMCUに合流、そりゃデッドプールがイジるよね!(それが楽しいし面白いに決まってる!!とデップー大好きライアンも製作陣も確信してたはず)
マルチバースという楽しすぎるおもちゃを手に入れればモチロン使いまくりますよ。皆さんも馴染みがあるはずです。幼い頃新しいおもちゃに夢中だったあの日…今回のデップー(及び製作陣)はそんな感じです(笑)
ジョークな感じで言いましたが、メタ発言で楽しませてきたデップーがマルチバースで大暴れするならこうなるだろうなという全力をさらに上回るような、ホントにお祭りで最高でした!
「デッドプール&ウルヴァリン」 感想③:色んなキャラクターの夢のような登場
予告編で明かされていたようにX-MENの過去作に登場したキャラクターたちが次々と登場し、さらに他の映画や作品からも次々と登場してきたこの作品。
ザックリと纏めてみましょう。
まずはX-MENシリーズより
トード
セイバートゥース
アザゼル
レディデスストライク
ジャガーノート
サイロック
ビショップ(の銃らしきもの)
ローラ/X-23
が登場(これ以外にも居たかも??)
さらにMCUからは
ハッピー・ホーガン
B-15(ロキシリーズより)
も登場
さらに過去のMARVEL映画から
「デアデビル」「エレクトラ」からエレクトラ(演じるのはジェニファー・ガーナー本人)!
「ブレイド」よりブレイド(ウェズリー・スナイプス)!!
「ファンタスティックフォー」よりヒューマン・トーチ(クリス・エヴァンス)!!!
に加え
ガンビット(チャニング・テイタム)
別バースのウルヴァリン(ヘンリー・カヴィル)
と豪華かつなぜにこの人が??というのも含めて凄まじい登場となっています。
クリス・エヴァンスに関してはキャップかと思いきやの「フレイムオン!」にビックリ笑いました(笑)
チャニング・テイタム演じるガンビット、こちらに関しては製作が進行していたのにも関わらず中止となってしまった幻のキャラクターということで奇跡的な復活となっており、ガンビットの「俺は初めからこの世界にいた気がする」という発言は製作されなかったことを示唆しているような発言にも笑えました(笑)
また、ブレイドの「昔もこれからもオレ一人だ」という発言に対する、デッドプールのスンとした顔にも笑った(マハーシャラ・アリのブレイド、どうなるのかな…)(ドラマシリーズ?もう忘れてるぜ)
ヘンリー・カヴィルのウルヴァリンに関しては、ファンがヒュー・ジャックマンの次に演じるならの妄想キャストの一人であり、デップーの「向こうのスタジオみたいな扱いしないから」というセリフは明らかにDCをイジっている笑(ヘンリー・カヴィルはスーパーマンを演じていたが、なんやかんやで復帰直前に話がポシャった経緯がある)
もう凄まじい状態にニヤニヤが止まりません(笑)
さらにオープニングからしっかり「LOGAN」をネタに、リスペクトを持って、「LOGAN」の彼はしっかり命を賭けて生涯を終えたのだと強調した上で、彼の死体に残った骨を使ってTVAを倒すデップー、このオープニングから最高でしたね。しかも血みどろ下ネタてんこ盛りで。しかもダンスつき。
また別のユニバースにいるウルヴァリンをデップーが探しに行くシークエンスでは、様々な原作コミックのウルヴァリンを出しており、
背の低いウルヴァリン
片腕のウルヴァリン
眼帯のウルヴァリン
ハルクと戦うウルヴァリン
カウボーイなウルヴァリン
などこちらはコミックを知っていればニヤニヤが止まらないことでしょう。
こういった箇所はファンならファンであるほどに楽しめるのでその辺分からない人には難しいかも?とは思いましたが、元々メタ発言の多いデップーならばこれくらいマルチバースでやりたい放題しないとなとも思います。
また、今回の過去作のキャラクターたちは言わば、忘れられゆく過去の者たち、つまりMCU以前に作られたり、製作されなかったりしてこれから物語に絡むこともなく忘れれてしまうかもしれない者たちであり、今回の虚無空間はそういった者たちが送られる場所というふうにもなってました。
そんな彼らにスポットを当て、彼らがいた歴史があったからこそ、今のMARVEL映画があるんだと20世紀FOXの映画たちに感謝とリスペクトを捧げた上でのこういったゲスト出演・カメオ出演だったと思うし、エンドロールではまさかの20世紀FOXのマーベル映画のメイキングを流しながら過去作を振り返るというファンであればあるほどに感動的なエンドロールになっているのもニクい。振り返るのがこの作品かよ!というツッコミも含めて(笑)
ちなみにマッドマックスをイジったり、チャニング・テイタムの訛り台詞にミニオンズかよとツッコんだりと他の作品へのイジりも忘れないのはさすがでしたね(笑)
「デッドプール&ウルヴァリン」 感想④:ヒーロー映画のアクションと2人のヒーローとしてのライジング
ヒーロー映画としての醍醐味といえば、アクション!!
冒頭のTVAぶっ殺し不謹慎ダンスアクションの小気味よさもそうだし、後のウルヴァリンVSデッドプールもスピーディーで盛り上がったし、カサンドラ勢力に乗り込んだエレクトラたちとの共闘、大量のデッドプールたちとの血みどろ合戦までかなり大盛りあがりで素晴らしかったですね!
カサンドラとの1つ目の決着はプロフェッサーXの想いを繋いだX-MENのウルヴァリンらしかったし、最終決着はあくまでも直接バトルではないのも、当然かなと。強力すぎるミュータントだし。
デッドプールに関しては、前作のタイムマシンを使ってまさかのMCU世界に行き、まさかのハッピーとの面接に向かっていたとはね(笑)
しかし、そこで面接に落ちたデップーは自分を見失ってしまい、車のセールスを始めるも上手くいかずに、彼女とも別れてしまう。
誕生日パーティー中にTVAに連れて行かれたデップーはパラドックスという男から世界を救ってくれと言われてご機嫌で向かうが、パラドックスから世界を終わらせると言われ、冒頭に繋がっていく。
デップーの世界には「アンカー」という存在が死んでしまったために数千年後には消滅してしまうらしいとのことで、それを待てずに消そうとするパラドックス。
ここで気になったのは、デップーとLOGAN世界の関係性、少なくとも同じ世界ではない?(時系列的には微妙なのか?)という絶妙なラインで難しいところ、あくまでも「20世紀FOXのタイムライン」ということか??
ここで連れてきたウルヴァリンは自分の世界を救えなかったウルヴァリンだという。これについては後ほど明かされるのだが、彼はX-MENに誘われつつも参加せず、仲間たちをミュータント狩りで失い、その怒りのままに人間たちを切り裂き、X-MENという存在を汚してしまった傷を負っているウルヴァリンである。
デッドプールもウルヴァリンも自分を見失っている2人がぶつかり合いつつも世界を救うために手を組んで最終的には良いコンビとなって、最後にデップーとウルヴァリンが自分たちの命を投げ打ってでも世界を救おうとしようとした自己犠牲での想い溢れる頑張る姿には、やはりヒーローとしての2人が泣けるし、エモいなと。これは素直に思いましたね〜
「デッドプール&ウルヴァリン」 感想⑤:そりゃツッコミ処はあるさ
ちなみにツッコミどころが無いわけではない(笑)
TVA周りに関しては、ロキがマルチバースを開いた上でのTVAだったのだが、そこに救う反乱分子という感じ?とかその辺の掘り下げは無かったり、虚無空間が今回は20世紀FOXの遺産たちがロゴも含めて転がっていたが、カサンドラはどうゆう扱いなのか、そしてなぜあんなにデッドプールの変異体がいたのかはよくよく考えると謎だったり。
そもそも今回の物語に絡むTVAや虚無空間、アライアスなども「ロキ」を見てないとかなり分からないだろうとは思う。
まあ、そこはファンとしてむしろ見てほしいので、興味を持ったらGo To Disney+してほしい。
そもそもデッドプール軍団ってなんだったんだ?とか素顔のレイノルズのナイスプールの雑さとか、愛されピーターなんなん?(笑)とかまあツッコミどころはある(笑)
色々ツッコミは0ではないが、お祭りとして楽しんだら勝ちということで
あ、結局ソーとはどうなるんだ!!(笑)
結論!!とにかく楽しい映画であることは間違いありません!!吹替も見てくるのでまた更新します!!
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