「ブラック・ウィドウ」 ネタバレあり感想:久々のMCUアクションに興奮しっぱなし!
皆さん、こんにちは。アヤノテツヒロと申します。今回このブログで取り上げるのは 「ブラック・ウィドウ」 です
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「ブラック・ウィドウ」 概要
監督:ケイト・ショートランド
キャスト:スカーレット・ヨハンソン、フローレンス・ピュー、レイチェル・ワイズ他
あらすじ
物語はシビルウォー直後、逃亡者となったブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフは、かつての”家族”と再会し、自身の過去へと向き合っていく…
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まずは本編の前!MCUを振り返りつつ、未来のMCU作品を紹介するスペシャルVTRが流れるのですが、もうそれをね、劇場の大画面で見れる喜び!!!もうそれでなんだか涙が溢れそうでした!!
「ブラック・ウィドウ」 見所①:MCU作品と単独作としてのバランス
本作はMCU作品である「シビルウォー:キャプテン・アメリカ」と「アベンジャーズ:インフィニティウォー」の間でナターシャがどういう活動を行っていたのか、彼女の隠された過去とは…という物語になっています。
シビルウォー直後、つまりアベンジャーズが半ば崩壊し、多くの仲間が逮捕または逃亡中ということもあり、ナターシャはアベンジャーズのメンバーと接触することが出来ない、という状況で、彼女自身もソコヴィア協定に反し逃亡中という状態から始まります。
この物語のシチュエーションも見事だと思いましたね。アベンジャーズというチームを頼れないという状況だからこそ、ナターシャという一人にフォーカスを当てることが出来るシチュエーションとなっていると。
また、アベンジャーズという”家族”から離れ、過去の”家族”と行動を共にすることになるという展開も良いですよね。
勿論、MCUらしく劇中にはナターシャを追う追跡者としてロス将軍が登場したり、ナターシャの妹:エレーナがアベンジャーズについて触れたりとリンクもきちんとされていますが、かなり控えめになっていると感じましたね。
「ブラック・ウィドウ」 見所②:ナターシャやエレーナが魅せる華麗なスパイアクション
やはり、ヒーロー映画と言えばのアクションシーン!ナターシャは特殊な能力を持っていないので、ド派手なレーザーや雷は出せませんが、己の身体能力を活かしたアクロバティックなアクションシーンで魅せてくれます!
タスクマスターとのバトルや追手から逃げるためのバイクアクションにカーチェイス、雪山での脱出劇にレッドルームでの空中決戦と見ごたえ抜群でした!
また、レッドルームでの「ウインターソルジャー」以来での変装マスクや匂いで行動を制限されるという状況を打破するナターシャなど、カッコいいナターシャがホントにステキです!
妹のエレーナもナターシャに負けず劣らずのアクションシーンがあったり、父親アレクセイは超人としてのアクションを見せてくれたりもしますが、アクションで見所なのはタスクマスターでしょうか
タスクマスターの能力がコピー能力であり、見たものの動きを完璧にコピーすることが出来ます。劇中ではキャプテン・アメリカの盾、ホークアイの弓矢、ブラックパンサーの爪、ウインターソルジャーのナイフ術、ナターシャの身体能力を駆使していたと思います。
アクションシーンが見ごたえ抜群なのは確かなのですが、スピード感を出すためにいくらかカットが多かった印象を持ちました。その分、アクションシーンが少し見づらいまたは分からない部分があったのかなと個人的には感じました。
「ブラック・ウィドウ」 見所③:ナターシャの家族と過去の決着
前述の通り、この作品ではナターシャの”家族”と”過去”について描いています。
ナターシャが育てられた「レッドルーム」、その組織が造った偽りの家族、暗殺者としての過去とその贖罪…
まずは”家族”について見ていきましょう。
物語は妹エレーナと会うことから本筋が進んでいきます。ナターシャとのアパート内での戦闘に、ちょっと小生意気というかそんな雰囲気でナターシャと話すエレーナ。ナターシャのいわゆる「ヒーロー着地」をいじったり(お前はデッドプールか?)と普通に姉妹のようなやり取りでクスリとしてしまいます。
また、父親のアレクセイことレッド・ガーディアン。刑務所から脱獄した後の娘たちとのやり取りは、思春期の娘に嫌われる父親のようであり、キツキツの衣装を頑張って着てる姿の憐み(笑)の目で見られてるようなアレクセイのキャラクターは自然と好きになりましたね~
母メレーナも揃った家族の団らんシーンはまさに家族のひと時のようだし、エレーナが席を離れちゃってそこに慰めにいく父アレクセイという構図はホームドラマという感じでした。
そんな過去に失ったはずの、偽りでしかなかった”家族”と共にナターシャは過去へと立ち向かいます。その結果、もう一つの”家族”=アベンジャーズの為に動くというラストが良かったです。
次に”過去”、”敵の部分について書いていきましょう。
この作品での敵はレッドルームを陰で操るドレイコフでしょう。
ナターシャはレッドルームから離れる時に彼を殺し、レッドルームを壊滅させたはずだったが…というのが分かり、物語は家族の集結へと向かいます。
ここで「アベンジャーズ」内で語られていたブダペストの話が出てきたり、ロキのセリフの伏線を回収するなどMCUファンにもたまらない展開を見せると共に、ドレイコフと共に殺してしまった幼い娘という罪への贖罪にも繋がります。
ドレイコフの娘はタスクマスターとして洗脳されて利用されているし、レッドルームに洗脳されているウィドウズを利用するなど、ドレイコフの非道な振る舞いにイライラしてきますね~
幼い少女を攫い、洗脳し、操る…世界の人身売買の問題にフォーカスしつつ、Metoo運動及びフェミニズム問題も意識しているのかな?とも思いました。
そんなドレイコフを倒すため、ウィドウズを救うために闘うナターシャと家族…ウィドウズに対して「これ以上傷つけたくないの…」と言ったり、追われると分かりながらもタスクマスターを救おうとするナターシャの姿はまさしく「ヒーロー」でしたね!!
「ブラック・ウィドウ」 お馴染みエンドロール後
MCUではお馴染みのエンドロール後、エレーナがナターシャの墓参りにやってくるとそこにやって来る一人の女性。それは「ファルコン&ウィンターソルジャー」で登場したヴァル!!(ファルコン&ウィンターソルジャーの記事はこちら)
二人はどうやら顔見知りのようで、ヴァルから依頼を受けている関係のようです。
そして、次のターゲットは…クリント・バートン!!何故ヴァルは彼を狙うのか、エレーナは彼の前に敵として現れてしまうのか…めっちゃ気になるところで終わります。
「ブラック・ウィドウ」 から今後のMCUへ
エンドロール後に現れているように、この映画はMCUにおける最初のフェーズ4となる作品ということで、この映画に出てきたキャラクター達はまた登場する可能性はあります。そしてすべては繋がっていく…のかもしれません。今後について色々と予想・予測なんてしてみましょう!
・彼女たちの指パッチンの影響:ナターシャと別れたのち、家族たちがどう過ごしていたのかも気になりますが、エレーナやアレクセイたちはサノスの指パッチンで消えていた側なのか、残っていた側なのかは気になりますね。個人的には消えていた側なのかなとも思っています。アベンジャーズという家族も失い、もう一つの家族も失ってしまったからこそのあの決断…ということになるのかなとも思いますし…
・ドラマ「ホークアイ」:エンドロール後にクリントの写真が出たことから分かるように、エレーナはドラマ「ホークアイ」での出演が決定している模様です。彼女はクリントの前に、敵として現れるのか、それとも味方なのか…また、父アレクセイや母イリーナも絡んでくるのかも気になるところですね。
・ウィドウズ及びタスクマスターの行方:洗脳されていたとは言え、高い身体能力を持つ彼女たちは今どうしているのでしょうか?エレーナと共に行動している?それとも…?
久々のMCU、そして劇場作品としてフェーズ4の始まりとなった「ブラック・ウィドウ」!
最高の作品をありがとう!!!
ではこの辺で
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