「ロキ Season2」 第5話ネタバレあり感想


皆さん、こんにちは。アヤノテツヒロです。今回このブログで書いていく作品はMCUのドラマ作品 「ロキ Season2」 です。

「ロキ Season2」 第5話①:衝撃のラストからのロキだけのTVA

MCU作品「ロキ」はアベンジャーズ:エンドゲームでの出来事で2012年のロキが四次元キューブで逃走したところから、時間を司る組織:TVAに捕まってしまうことから始まるドラマシリーズであり、MCUドラマでは初のSeason2となっています。

第5話。前話の衝撃的な光景から光が落ち着いていくとロキは普通に目を開けて時間織り機の部屋に立っている。目の前には崩壊している時間織り機の光景があるが、一緒に同じ部屋にいたはずのメビウスやシルヴィらは誰も居ない。

部屋を出て、TVA中を巡るロキだったが誰もおらず、しかもタイムスリップが再発していた。最終話への疑問点①ですね。この問題は。

タイムスリップは数分先の自分の姿を見せたかと思いきや、そこからTVAの全てがスパゲティ状に崩壊しているという展開を見せる。計器やモニターも崩壊していくさまは中々にホラーでした。

ロキはそこでタイムスリップし、タイトルが出ますがそれもいつもとは違う出方で一文字づつ消えていき、最後にロキとタイトルが出るという物語の展開に即した感じになっていましたね。

「ロキ Season2」 第5話②:それぞれの時間軸での彼ら

ロキはタイムスリップを繰り返します。その先は全て分岐した時間軸であり、最初は1962年のアルカトラズ刑務所。そこにいたのはケイシーであり、彼はそもそもフランクという囚人だったという展開には驚きました。ロキは話しかけるがこのケイシーはロキのことを知らない存在であり、誰だ?となってしまう。

再びロキはタイムスリップ。マクドナルドやジェットスキー店を通過し、何故かTVAのある部屋に。そこはロキがSeason1の時に連れて来られた部屋でした。そこは崩壊していなかったのか過去なのかはさておき、ロキは2012年に。B15はそこで医者として働いていました。一瞬遭遇するもロキはまたタイムスリップ。2022年に着いたロキはメビウスと再会する。彼はジェットスキー店の店員だった。勿論ロキのことなど知らないメビウス(この世界では別の名前)は話が分かるわけがない。そしてロキはタイムスリップ。次は1994年に向かう。そこにいたのはO.Bだった。彼は売れないSF作家であり物理学者だった。

ここまでで分かるように、彼らはそれぞれ分岐時間軸のTVAに来る前の世界に戻っていると考えられる。これがTVAが崩壊したことによる影響なのかは定かではないが、恐らくそういうことなのだろう。メビウスは前から話していた通りジェットスキーに関わる仕事だったのは面白いし、ケイシーが囚人だったのは意外過ぎる展開でした。

「ロキ Season2」 第5話③:頼りになりすぎるO.Bとシルヴィとの会話

このO.Bも何も知らないはずなのですが、ロキの説明を素直に受け入れてくれるO.Bが面白いし、ロキは彼を頼りにどうにかするために画策していく。タイムスリップをコントロールすることについて、科学的にアプローチするのか、サイエンスフィクションとしてアプローチするのかについての議論になっていく。O.Bにどうして戻りたいのかと聞かれたロキは「TVAが崩壊すれば在り続ける者たちが来て世界が支配されてしまるから、崩壊を止めたい」のだと語り、その想いでコントロール出来るのかを試します。サイエンスフィクション的には理由が全てであるはずだが、それは上手くいかない。

科学的には仲間たちを集めて、彼らの時間オーラを読み取り座標にすれば良いとなるが、そのためにはタイムパッドが必要だった。この時代の何もない状態から作れるわけがないと諦めかけたがロキの懐にはTVAのハンドブックがあった。それをO.Bに渡した途端にタイムスリップが発生。再びメビウスの居る分岐時間軸へと来てしまう。

彼にもTVAへの説明を試みるロキだが、不審に思われるばかり。そこにタイムパッドを19か月で開発したO.Bが参上!ガイドブックがあったとはいえ作り上げられるO.Bが凄すぎる…。タイムパッドを使い、彼に協力をしてもらうことに何とか成功したロキはケイシー、B15にも接触し、O.Bの住処に集めていく。

ロキはシルヴィのいるマクドナルドへ向かう。シルヴィはマクドナルドから帰るところだった。しかし、ここにはすでに何かが起きているのが分かる。シルヴィが持って帰ったマクドナルドの袋が…。ロキは他の皆と同様に話しかけるがシルヴィは全て知っているようだった。恐らく彼女は在り続ける者のタイムパッドで逃げたのだろう。

今の状況を説明するロキ。シルヴィとしてはそれぞれが元の生活に戻ったのだから良かったのだと語る。ロキはTVAと元の生活選べるじゃないかと語るがシルヴィとしては納得いかない。自分の人生を歩みたいと語る。

そして、ロキの本心を聞き出す。ロキは友達を取り戻したかった独りは嫌だ。と語ります。ロキの素直な本心を聞けたのが感動的でしたし、ロキにとって、TVAとそこにいたメビウスたちは大切な居場所になっていたのでしょう。シルヴィは皆それぞれ自分の居場所で自分の物語を描いているのだからロキにもそうしろと言い去っていく。

「ロキ Season2」 第5話④:世界の崩壊とロキのタイムスリップ、そして最終話へ

ロキはシルヴィの話を聞き、皆それぞれを元の世界に戻すことに決める。シルヴィは馴染のレコード店で音楽を聴きに来たのだが、シルヴィのいる世界はスパゲティ状になって崩壊が始まっていた。シルヴィはそこからタイムパッドでロキの元へ向かう。

TVAが崩壊=分岐時間軸が消滅するのがこれで確定しましたね。最終話への疑問点②です。この場合、あのスパイダーマンたちの世界や神聖時間軸も崩壊しているのかも気になるところではあります。

シルヴィから世界の崩壊を聞いたロキは動きだそうとするが、この世界にも崩壊が迫り、一人、また一人とスパゲティ状に消えていく。「アベンジャーズ:インフィニティウォー」での砂になって消えていくような絶望感がありますよね。

消えていく中でロキは叫ぶ。すると時間が少し戻った。何かを掴んだロキはさらに時間を戻す。ロキはタイムスリップをコントロールすることが出来るようになった。それは誰を思うのかだと言う。そしてロキは物語を書き換えるためにタイムスリップをする。そこは時間織り機の部屋だった。

そして物語は最終話へと繋がります。タイムスリップしたのはビクターを送り出した直後ぐらいだと思われます。第4話のロキとO.Bが並んでいた状況とカットがそっくりなので。ここから何をどうするのかも謎ですが、まだまだ疑問点は多く残っています。

まず初めに①なぜタイムスリップはロキに起きているのか?は謎のままです。そもそもこのタイムスリップはSeason1ラストで在り続ける者の居た空間からシルヴィによって追い出されたことから始まっています。まずそこで過去のTVAにいってしまったこと、そこからロキのタイムスリップは始まります。第1話ではタイムスリップはコントロール出来ず、O.Bに相談した結果、時間織り機からメビウスが剪定されたロキを救い出すという手でタイムスリップ状態を無くすということに成功しています。しかし、そもそも何故タイムスリップが起きたのか、時間織り機の崩壊で何故再発したのか、そして誰を思ってコントロール出来るようになったのか…?

そして、さらに問題点②。TVAが崩壊する=分岐時間軸が崩壊するわけですが、TVAの崩壊を防ぐためには結局分岐時間軸を剪定しなければ?という問題があります。今回はO.Bの開発した処理増幅器などで改善できますが根本的な解決になるのかは不透明です。最終話でTVAの崩壊を防ぎ、ロキは友達たちを取り戻せたとしてもその根本の解決には至るのでしょうか??

また、前話で剪定されたレンスレイヤーやミス・ミニッツがどうなったのかも不明なままですし、果たして最終話で全てが終わるのか…???

Season3、あるのかな????

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