「イコライザー THE FINAL」 ネタバレあり感想

2024年4月9日

皆さん、こんにちは。アヤノテツヒロです。今回このブログで書いていく作品は 「イコライザー THE FINAL」 です。

「イコライザー THE FINAL」 概要

監督:アントワン・フークア

キャスト:デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング 他

公式サイトはこちら

「イコライザー THE FINAL」:イコライザーシリーズとは?

そもそもイコライザーシリーズとは何か?まずはそこに迫ろう。

参考になるサイトはこちらなどが挙げられる。

元々は「ザ・シークレット・ハンター」というテレビシリーズだったのが、それを基に新たな物語を描いたのがこの「イコライザー」というシリーズになっている。

1作目ではホームセンターで働く優しそうな男性:ロバート・マッコールがダイナーで出会った少女を救うためにその過去に秘めたとんでもない戦闘スキルを発揮する作品であり、ホームセンターというステージを活かした展開も魅力だった。

2作目では元上司にして、友人のスーザンの死の真相を迫っていくストーリーとなっており、この時にはタクシードライバーとして困った人の役に立とうともしていた。

とにかく、デンゼル・ワシントン演じるマッコールさんがとにかく最高で、優しく紳士的で困った人のために寄り添うというナイスな男にして、弱き者を搾取し、傷付ける存在に対しても、一度は警告したり、改める機会を与え、その機会を棒に振った悪党どもへの容赦のない制裁を与える卓越した殺人スキルの数々、そのクールさに痺れるのがこの作品の魅力であり、今回が三作目になります(FINALって書いてあるけど終わってほしくない!)

「イコライザー THE FINAL」 見所②:オープニングから凄いよ!マッコールさん

冒頭から死体の山を築き上げ、そこに佇むマッコールさんという最高にぶっ飛んだオープニングからこの映画は始まります。そこにやって来た老人と孫?のような2人。男が屋敷の中を見ると死体が次から次へと。地下で銃を向けられながら佇む男がいる。そう、マッコールさんだ。

そして、組織のボスと話をするマッコールさん。相手が反省する気がないと判断すると早すぎて何をしたのか分からないほどの鮮やかな殺人スキルを見せる。流石だ。


ただ、子供に対して優しくしたのが仇となり、負傷してしまう。そこでおもむろに自らのこめかみに銃を向けるマッコールさん。このようにマッコールさんが死を選ぼうとしている辺りに、彼には生きる時間への執着が無いように見えてしまい、物悲しさを覚えてしまう。マッコールさんの孤独が見えて切なくなりました。

「イコライザー THE FINAL」 見所②:マッコールさんの安らぎの日々と邪魔者たち


負傷し、流れ流れてイタリアの小さな島にたどり着き、助けてくれた医者や町の人々と穏やかな雰囲気に安らぎを覚えるマッコールさん。しかし、その島にも蔓延る悪人たちがいた…。

療養する間だけのつもりだったのでしょうが、平和な街並みに心優しい人々との交流が孤独なマッコールさんの心に暖かい安らぎを与えてくれたのでしょう。元々、どこか一線を引きながらも困った人のために立ち上がったり、ウィットにとんだ会話をしていたマッコールさん。こんな日々を良いと思い始めていた矢先に事件が少しずつマッコールさんの視界に入ってきます。

街を牛耳ろうとする悪人たちが住人たちの生活を脅かしていたのです。


彼らが悪事を働けば働くほどにマッコールさんの鮮やかな制裁をまだかまだかと、焦らしプレイのように、もはやニヤニヤしながら待っている自分がいました(笑)

満を持して、チンピラ4人の一人が車にドーン!となった瞬間にキターー!!となりました(笑)そこからの圧倒的なスキルで雑魚たちを殺していくマッコールさん。やっぱり強くて半端ない。

そいつらの1人が弟だった兄貴が、街の人々を脅迫し、犯人を見つけ出そうとする。マッコールさんが街の人々を守るために悪人たちの前に出てきた時に、守られていた街の人々が勇気を出して抵抗を見せる姿、ホントにちょっとしたシーンですが、こういう処を見せてくれるのもステキでした。

「イコライザー THE FINAL」 見所③:マッコールさん、容赦なし

クライマックスに敵の屋敷に乗り込み、一人ひとりを始末していく様はもはやホラー映画の殺人鬼のようでした。後ろからジリジリと迫るマッコールさん、いつの間にか背後に立っているマッコールさん、獲物をジワリジワリと追い詰めるマッコールさんなど、マジで怒らせたらヤバいマッコールさんを、存分に満喫出来ました。


確かに今までの敵(強い敵のキャラクターやマッコールさんが居た組織の人間)よりも小粒な敵であり、その場にあるモノ(1作目のホームセンターなど)やフィールドを生かしたスキル(2作目では相手をマッコールさんのなじみのあるフィールドで叩きのめした)は無かったが、その分容赦のなさやあえて見せないで始末するというのが粋に見えました。


マッコールさんの教えてもらった教訓としては明日なんて生ぬるいこと言ってたら終わりだよと言うことですね(笑)ー敵が明日アイツを殺しに行くぞと言っていたら寝込みをマッコールさんにやられたのでーそれを胸に日々を生きていこうと思いました。


ラストには冒頭の皆殺しの理由がマッコールさんらしい、やはり善良な人々のためだったということが分かったり、ちょくちょく目をかけていたCIAの女性捜査官が実はシリーズとして繋がっていたことも示唆されるなどまだまだ続いてほしい作品だと思いました!!


個人的にはどうかFINALと言わずに、日本の刀を持ったYAKUZAを相手に大立ち回りする、イコライザー JAPANを希望します!!