映画「魔女がいっぱい」Blu-ray&DVD発売記念!~ゼメキス監督&アン・ハサウェイ出演作の感想駄話~

2021年8月28日

映画「魔女がいっぱい」 Blu-ray&DVD発売記念!~ゼメキス監督&アン・ハサウェイ出演作の感想駄話~

こんにちは、ミドリユカリです。

2021年3月19日、映画「魔女がいっぱい」BD&DVDがリリース!

昨年12月ごろ、映画公開を機にロバート・ゼメキス監督作品、そしてアン・ハサウェイ出演作品を鑑賞してみました。公式サイト


「魔女がいっぱい」は「チャーリーとチョコレート工場」を執筆したロアルド・ダールの人気作が原作である、アン・ハサウェイ主演、ロバート・ゼメキス監督による劇場公開作品。

60年代、とあるホテルで魔女の集会が行われる。

両親を失い祖母に引き取られた主人公が、大魔女【グランド・ウィッチ】率いる魔女集団の企みに巻き込まれ姿をネズミへと変えられてしまう。

彼はもとの姿に戻れるのか、世界中を巻き込んだ魔女たちの計画の結末はーーー!?

公式サイトより

といったあらすじとなっており、チャリチョコ原作者でアン・ハサウェイ主演という事でその世界観やハリウッドスケールの美術への注目が集まっております。

最近ではハロウィーンでハーレイ・クインの仮装が多かったり、映画の中のファッションは現実に影響を与え続けていますね。それによって作品の知名度も上がったり。

ただ今回はそんな流行とは別に、監督の一貫性とかそういう流れに注目して過去作を見ていきました。

魔女がいっぱいっていうかゼメキス作品がいっぱいって感じでした・・・




映画「魔女がいっぱい」 予習編

ロバート・ゼメキス監督 ( 映画「魔女がいっぱい」 予習)

まずは、ロバート・ゼメキス監督について。

職業監督と言われるほど手がけた作品は多く、作品も作家性よりもスムーズなストーリーテリングの手腕を評価されています。

ではそのストーリーテリングの魅力を、経歴をさかのぼりつつ紹介していきます。

ロバート・ゼメキス

1952年生まれの68歳。

85年の監督作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が大ヒットした事で一躍有名になり、94年「フォレスト・ガンプ/一期一会」でアカデミー賞監督賞・脚本賞を受賞し名実を共にします。

経歴を調べて知ったのですが、ジョディ・フォスター、マシュー・マコノヒー出演の「コンタクト」もゼメキス監督作だったんですね。

そして2000年、フォレスト・ガンプの主演、トム・ハンクスと再びタッグを組んだ「キャスト・アウェイ」が公開。

「魔女がいっぱい」の予習としていくつかの作品を見たのですが、キャストアウェイ、恥ずかしながらこのタイミングで初めて鑑賞いたしました。。。

この映画が持つ、ストーリーを動かすエネルギーが予想以上に圧倒的でした。

まず冒頭の飛行機墜落の一連のシーン、あのどうにもならない悲惨な状況がまさに恐怖体験というか。現実には遭遇したくないけど、だからこそ映画で見て面白いと感じられる怖さがありました。

海への不時着から無人島への漂着、食料や飲み水の確保と、次から次へと降り掛かる困難はベターだけど、だからこそシンプルに緊張感が伝わる。それが興味を持たせる強さだと思います。

主人公がこの先生き残るためにどう行動するか。ストーリーは至ってシンプルなのに、それをずっと見届けたくなるのは監督のストーリーテリングの力が大きいからだと感じてます。

主人公がどこを見て何を目的としているかがわかりやすい。作家性の強い監督ならメッセージを重視するあまり説明的な演出になってしまっている事がありますが、ゼメキス監督は物語で作品を動かしているタイプの監督だと思うので、それでキャラクター行動原理が理解しやすいのかな、と。それが職業監督と言われる所以っぽいなと、なんとなく思いました。

キャスト・アウェイの後はポーラー・エクスプレス、ベオウルフ、クリスマス・キャロルと3DアニメーションやCGを使った作品を手がけていますが、2012年のフライトで再び実写映画の監督に。

2015年はジョゼフ・ゴードン・レヴィット主演の「ザ・ウォーク」を監督しました。

こちらもゼメキス監督の“ストーリーテリング”力(りょく)が発揮された魅力的で求心力のある作品でした。

詳しくは別記事(準備中)にまとめたので、ぜひそちらを読んでいただければと思います。

というかむしろ、そっちの方に熱量を割いたのでそっちを読んでほしいですね。。。

そしてブラッド・ピット出演「マリアンヌ」、スティーブ・カレル主演「マーウェン」の監督をしています。

こちらも出演陣が豪華ですが、恥ずかしながらそれらの映画について全く知りませんでした・・・

そして2020年、「魔女がいっぱい」が公開。

世界的に劇場が閉鎖されてる現状では例にもれず厳しい状況かもしれませんが、なんてったって主演はアン・ハサウェイ。

あの綺麗なアン・ハサウェイ。

可愛いアン・ハサウェイ。

愛嬌もあるアン・ハサウェイ。

画の美しさは予告でも伝わってきます。

次は、そんな彼女の出演作をちょこっと振り返ってみます。

アン・ハサウェイ ( 映画「魔女がいっぱい」 予習)

アンハサウェイ

1982年生まれ、ニューヨークはブルックリン生まれ。

2001年「プリティプリンセス」でスクリーンデビュー。これがヒットし続編も作られましたが、そのイメージが定着したおかげで望んだ役柄をなかなか掴めずにいたとか。

2002年には「猫の恩返し」の英語版吹替を担当して、ザ・シンプソンズにもゲストとして登場するなど、声の出演もしていました。


ふと思ったんですが、外国の映画に声優ではなく映画やドラマで活躍する役者を起用するのはアメリカでもあるんですかね?マーク・ハミルの声優としての良い評判はよく聞きますね!


2005年には「ブロークバック・マウンテン」に出演。

そして2006年には当たり役だった「プラダを着た悪魔」が公開。

自分のスキルを理解しそれを尊重して、自分の思う通りに社会を生き抜こうとする主人公は、プリティプリンセスのイメージが払拭できなかったアンが役者として一つランクアップしていく様にも見えて、それがこの映画の魅力の一つだと感じました。その点も含めて、主人公と同年代の観客にもエールを送るような作品ですし、それが今作の大ヒットの要因でもある気がします。

何よりアンが可愛い。メイクも服も手が届かない世界ではあるけど、それらをちゃんと眩しく見せてくれる人が纏っていることが何より素晴らしいと思います。

ナイジェルにとっては倍返し案件があったり、ミランダについて『男だったら“有能な人物だ”と誰もが認めるはずよ』っていうアンディのセリフとか、思っていたよりシビアな要素を含んだ作品だったのは少し驚きました。

幸せだけどどこか満たされないネイトとの生活、鬼上司だけど着実にスキルを得られるミランダとの仕事、憧れだけど合理的すぎかもしれないクリスチャンと、それぞれ違う道へと連れて行ってくれる周りのキャラクター達との関わり。彼女が最終的に『どんな道でも開けた』かどうかを見届けたときに、自分の人生も振り返りたくなると思うので、オススメです。

その後は「ゲット・スマート」「バレンタインデー」「ラブ&ドラッグ」「アリス・イン・ワンダーランド」などコメディやドラマ、ファンタジーと様々なジャンルの作品に出演し、

2012年「ダークナイト ライジング」「レ・ミゼラブル」に出演。名実ともに手にした1年だったと思います。

2014年の「インターステラー」も美しかった。。。作品も好きです。

ってこれめちゃくちゃ個人的な感想すぎですね。。。

で、2015年!

「マイ・インターン」公開。

“プラダ”でメリル・ストリープ、そして今作でロバート・デ・ニーロとそれぞれW主演しているアンも結構すごいですね。

ただ今作は8:2ぐらいの割合でデ・ニーロがメインの作品でしたね。

心温まる作品で、色々な立場の視聴者に安らぎを与えるようなストーリー。そこでアンは“プラダ”より少し上の年齢の人物を演じ、またしても同年代の視聴者の共感と憧れを手にしました。

2018年は「オーシャンズ8」に出演。

この映画はもうアンだけじゃなく、全てが綺麗!美しい!目の保養!!あこがれる!!!っていうぐらい素敵な作品ですのでオススメです!!!

ポリコレ的に“男性”を敵とし過ぎず、ストーリー上必要な分だけの配置。そしてこの作品が魅力的なのは、真面目すぎないトーンである事。それが万人に勧められる理由です。

その後はNetflixオリジナル「セレニティー:平穏の海」などに出演し、2020年に「魔女がいっぱい」が公開。

「アリス・イン~」のようなファンタジックな世界観の作品でも、また新たな美しさを体現していると思うととても興味深いですね。

アン・ハサウェイについて書いてきましたが、私が最もオススメしたい作品は2016年の「シンクロナイズド・モンスター」です!!

製作総指揮も務めたこの作品については別記事で書いてますので、そちらで詳しく(準備中)

2020年末、コロナ禍に公開された「魔女がいっぱい」。

監督と主演だけでもこんなに魅力的な過去作が多いので、予習・復習も楽しいし、次に見る作品に対する新たな視点も増えて良いことだらけですね!

みなさんもこうして映画をがんばって楽しんでみてはいかがでしょうか~~~~~~~~~

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