”ゴジラ”の中身-平成シリーズ(スマホ向け改訂版)
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ゴジラ平成シリーズについて②
『人間は怪獣を恐れるが、それを作り出したのも人間である』とか、『どこに居たってどの国もやってる事は同じだ』とか、やんわりと批判的なメッセージもありました。
『今だって、私達は充分地球生命をおびやかしているわ』
『そう思います』
『確かに隕石が引き金だが、危険な弾を込めていたのはむしろ私達人間なんだ』。
ストーリー性が強く、ある程度張り詰めていると言いつつも、ハリウッド映画の影響を受けた作品もあり、アクション映画のように楽しい作品や描写も沢山あるし、ちゃんと各作品で、明るいトーンも保っていました。そういう所も含めて外さない。
北海道に住んでいるので、美幌、帯広や根室などの地名、そして札幌上陸は注目しちゃいますね。
アンドロイド等、怪獣ものとは一味違ったワンダーも見られるのも特徴でした。ゴジラの姿は見えないけど、海中から先に熱戦を吐くシーンが本当に格好良いんですよね。
ゴジラのベビー、ちびゴジ、リトル、そしてゴジラジュニアというのも出てくるんですが、これまた本当にかわいい。ある作品のエンドクレジットでは、海を渡って帰る親子が映されるのですが、時々振り返ってベビーを気にするゴジラが良い!
本当に、海を歩いてるゴジラを空撮してる様に見えるから凄いですよね。着ぐるみをただ引いて撮っただけだけど、映像って凄いですね。
元々はおとなしい雑食系の恐竜というのが、核実験で生まれたゴジラのヤバさが逆説的に窺えます。
ゴジラ平成シリーズについて③
そういえば、昭和シリーズも含めて1作目以降、オキシジェン・デストロイヤーをもう一度作ろうとはして来なかったんですよね。律儀ですよね。平成シリーズなんて特に、作ろうとする展開がありそうだけど。
科学の発達により生まれた怪獣、それを倒す為にまた、人類の手に負えない兵器が生まれる。それをまた作るのか、何の為に使うか。平成シリーズ最後の作品「ゴジラVSデストロイア」は、それをずっと話し合っているような映画でした。
これから見る方には
ゴジラシリーズは、”あの強過ぎる1作目に対してどう応えるか”という、アイディアや思想の積み重ねだと思いました。
平成シリーズはストーリーが一貫していますが、昭和シリーズはどこから見ても楽しめる”こち亀”スタイルなので、気になった怪獣やあらすじから、作品をピックアップするのも良いと思います。古い作品でも、基本は明るい作風ですし、日本の作品なのである程度は親しみやすさもありますし。勿論、平成のもどこから見ても楽しめます。
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