「夏への扉‐キミのいる未来へ‐」 ネタバレあり感想:シンプルかつ見易いSF映画!
皆さん、こんにちは。アヤノテツヒロと申します。今回このブログで取り上げるのは 「夏への扉-キミのいる未来へ‐」 です。
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「夏への扉‐キミのいる未来へ-」 概要
監督:三木孝浩
キャスト:山﨑賢人、清原果耶、藤木直人、夏菜、田口トモロヲ、原田泰三 他
あらすじ
1995年、高倉宗一郎は優秀な研究者として研究に明け暮れていた。しかし、ある日罠に嵌められ、研究も立場も奪われてしまう。さらに、コールドスリープさせられてしまい…
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「夏への扉-キミのいる未来へ-」 見所①:シンプルかつ分かりやすいストーリー
こちらの映画、原作は1956年に発表されたロバート・A・ハインラインの「夏への扉」という小説になります。それを日本に置き換え、設定等も変更して作成されたそうです。
ワタシ個人は原作を読まずに見ましたが、普通に満足出来ました。
主人公の高倉が研究するロボット工学、蓄電池などの技術的な話、コールドスリープや時間遡行などSF的な要素やタイムラインなどを考えたりすると大変になりますが、この作品ではその辺も軽く説明しつつ、あまり重たく考えずに見ることが出来ると思います。
SF映画ってとっつきにくいかなと思っている人でも気軽に見れるし、オープニングで我々鑑賞者の知る歴史とは違う歴史を辿ってきた時間軸、及びその世界の未来が描かれていることが示唆されると共に、極端なSF感溢れる世界観というわけでもないのですんなりと物語の世界に入れるようになっています。
また、物語の前半でこの後の展開については割と早い段階で察しがつきます。なので、後半の展開を見ていると「やっぱりそういうことだよね~」と答え合わせをするような感じになるので、そこを物足りないと感じる人も一定数いるかもしれません。
「夏への扉-キミのいる未来へ-」 見所②:二人の想いにフォーカス‐諦めないこと
その分、高倉が失ったもの:自分の大切なものたち、特に清原果耶さん演じる璃子の未来を守るために過去へと向かうというその強い想い、夏への扉を諦めないピートのように「諦めずに前に進む」姿にフォーカスすることで物語をシンプルかつエモーショナルに感じることが出来るのではないでしょうか?
清原果耶さん演じる璃子ちゃんは出番が多い方ではないのですが、その可憐な立ち位置と高倉への気持ちを確かな存在感で見せてくれました。
山﨑賢人さん演じる高倉宗一郎、30年後の未来に困惑する姿、タイムリープして未来を変えるために奔走する姿など様々な表情を見せてくれますし、藤木直人さん演じるヒューマノイドのPETEとの奇妙なバディ感、初めは噛み合ってないようで、実は大切な相棒となっていく様も面白かったです。30年後の未来で璃子ちゃんを失って初めて大切なものに気づく…なんてどうかしてるぜ!あの時からどう考えても大切な存在だっただろ!とも思ったりしましたが(笑)
しかし、その諦めない想い、過去へのタイムリープの果てに辿り着いた爽やかなハッピーエンドに素直に「良かった!良かった!」と思ったので、個人的にはこの映画に満足しております。
全体的に三木孝浩監督らしいと言えば良いのか、淡く鮮やかなメリハリのついたライティングや主演お二人の存在感により、全体的にSF映画でありがちな低く重めな画面になっていなかったのも良かったと思います。
まあ、実際のところ、ツッコミ処も確かに多いです。高倉が嵌められた件の雑さに始まり、敵地に乗り込んで返り討ちに遭う高倉の油断しすぎな処だったり、未来から来た話をやけにアッサリ信じる弁護士の佐藤だったり、SF映画お馴染みのタイムパラドックス問題もありました。
しかし、個人的にはそのツッコミ処よりも主演の二人の爽やかな空気感やシンプルかつ王道な未来を変えるというSFなストーリーと平和な結末に満足したのでありました。
今回はこの辺で~
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