ミドリユカリの鑑賞記録:2020年11月~2021年5月

2021年9月3日

ミドリユカリの鑑賞記録:2020年11月~2021年5月

ミドリユカリの鑑賞記録:2020年11月~2021年5月 はじめに

どうも、ミドリユカリです。

ブログというか、もはやログと化してますね。

私が最近見た作品(映画・ドラマ・バラエティ番組)を鑑賞した順に、記録として書いていきます。

超・簡略化して書いていきます。

今年の4月以降の作品が主ですが、以前の(ほぼ)月イチ記事の方で書き忘れていた分があったので、改めてこちらに記録しておきます。

※公開時期は日本公開を基本としています




2020年11月

清須会議(2013年11月公開)

鑑賞形態:Amazon プライムビデオ

監督・脚本・原作:三谷幸喜

出演:役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、寺島進 など

テレビでおなじみのキャストが勢ぞろい。なじみがあるというのは安心できる。

三谷作品とだけあって時代劇入門としても良いと思いきや、わりと複雑な内容。という印象だったが、「どういう人達がどんな感じの事をやってた」というような、ざっくりした内容でも理解できれば入門としては充分だと思うので、やはり入門としておすすめかもしれない。


ピーターパン(1955年日本公開、日本語版は1963年公開)

鑑賞形態:Disney+

監督:ウィルフレッド・ジャクソン、ハミルトン・ラスク、クライド・ジェロニミ

脚本:テッド・シアーズ、アードマン・ペナー、ビル・ピート、ウィンストン・ヒブラー など

「トムとジェリー」など古い時代のアニメは子供の頃に見ていたので、その懐かしい質感を、「ピーターパン」を見た時にも感じた。

インディアンについてや女性蔑視を含むシーンがあるが、今の自分の価値観や時代性からすると描くべきではない表現だったが、2022年公開予定の実写版ではどう変更されるのか、はたまた描かれる事があるのかどうか、そこに注目したい。(実写版は2021年3月に撮影がスタート)



2020年12月

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年3月公開)

鑑賞形態:Netflix

監督:キャシー・ヤン

脚本:クリスティーナ・ホドソン

製作・主演:マーゴット・ロビー

出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジャーニー・スモレット=ベル、ユアン・マクレガー ほか

ハーレイクインをはじめ女性キャラが協力して敵を倒していくクライマックスは見ていてスカッとする。こんな作品を、ホリデーシーズンなどにテレビで毎年放送してほしい。毎年見たい。(「シャザム!」も同じくクリスマスに毎年見たい)


カイジ2 人生奪回ゲーム(2011年11月公開)

鑑賞形態:Hulu

監督:佐藤東弥

脚本:福本伸行、山崎淳也、大口幸子

主演:藤原竜也

出演:伊勢谷友介、吉高由里子、生瀬勝久、香川照之

相撲映画。 B級映画に近い雰囲気を感じるが、キャストのおかげで華のある画になっている。4DXなどで見てみたい。



2021年1月

ザ・コンサルタント(2017年1月公開)

鑑賞形態:Netflix

監督:ギャヴィン・オコナー

脚本: ビル・ドゥビューク

主演:ベン・アフレック

出演:アナ・ケンドリック、J・K・シモンズ、ジョン・バーンサル

いわゆる「『ナメてた相手が殺人マシーンでした』映画」(byギンティ小林さん)ではあるが、それだけじゃない。というかそれは表面上のパッケージ的要素に過ぎず、主人公の成長と葛藤を描いた、連続ドラマシリーズのような重厚感を味わえる良作である。

思っていたのと違う、という印象を持ちつつも、面白いというポジティブな方向へと感想が向かう、不思議な映画でもあったので、オススメしたい。



2021年3月

オリエント急行殺人事件(2017年12月公開)

鑑賞形態:Hulu

監督:ケネス・ブラナー

脚本:マイケル・グリーン

主演:ケネス・ブラナー

出演:ペネロペ・クルス、ウィレム・デフォー、ジュディ・デンチ、ジョニー・デップ、デイジー・リドリー ほか

リメイクではあるが、有名な作品をやっと見れた、という気持ちでいっぱい(^^)

今作が公開されるまで原作や映像化作品を触れた事が無かったので、せっかくならという事で見るまでは出来る限り情報をシャットアウトしておいた。で、公開から3年経ってようやくサブスクで視聴。なんとなく聞こえる感想や雰囲気からオチは予想できていたが、"有名なやつをやっと見れた"という気持ちになれたので良しとする。

「TENET」鑑賞済みなので、ケネス・ブラナーの演技もより深い視点で見れて楽しめた。



2021年4月

スーパーナチュラル サーティーン・シーズン(アメリカで2017年10月より放送開始)

鑑賞形態:Hulu

製作総指揮:エリック・クリプキ、マックG、ロバート・シンガー、セラ・ギャンブル、ジェレミー・カーヴァー ほか

主演:ジャレッド・パダレッキ、ジェンセン・アクレス

出演:ミーシャ・コリンズ、アレクサンダー・カルバート ほか

ここに来てまた新たな要素(キャラ)を加えた第13シーズン。長い道のりを歩んだ軌跡も積み重なるツッコミ所も踏まえた上で、安心して見れるのが良い。

公式はコチラ


遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS(2016年4月公開)

鑑賞形態:Netflix

監督:桑原智

脚本:高橋和希、桑原智、彦久保雅博

主演:風間俊介

出演:林遣都、齊藤真紀、高橋広樹、近藤孝行、津田健次郎 ほか

社長が凄い。凄いよ社長。

どういう経緯で製作に至ったのかはわからないが、原作者の高橋和希による脚本に、ストーリーテラーとしての矜持を感じる、幾重にも展開を重ねる作品というのが意外だった。


殺人を無罪にする方法 シーズン5(アメリカで2018年9月に放送開始)

鑑賞形態:Netflix

製作総指揮:ションダ・ライムズ、ピーター・ノーウォーク ほか

主演:ヴィオラ・デイヴィス

出演: ジャック・ファラヒー、アヤ・ナオミ・キング、マット・マクゴリー、カーラ・ソウザ、チャーリー・ウェバー、ライザ・ウェイル、アルフレッド・イーノック ほか

シーズン中盤に起こる重大な出来事を、フラッシュバック形式で一話ずつ小出しに見せていく演出が話題のリーガル・サスペンスドラマ。主演のヴィオラ・デイビスはアフリカ系アメリカ人女性として初の、2015年度エミー賞ドラマ部門主演女優賞を受賞している。

シーズン5ともなると穏やかな波に乗っている感覚になるが、これもまたここに来て新たな要素(キャラ)を導入し、それが魅力的だから続きが気になる。

そして何より、「"アイツら"にまた会いたい!」と思わせてくれるからこのシリーズが好き。そう思わせてくれる作品は絶対に良い作品。



2021年5月

ビッグバンセオリー シーズン11(アメリカで2017年9月放送開始)

鑑賞形態:Hulu

製作総指揮:ビル・プラディ、チャック・ロリー

監督:マーク・センドロウスキー ほか

出演:ジョニー・ガレッキ、ジム・パーソンズ、ケイリー・クオコ、サイモン・ヘルバーク、クナル・ネイヤー、メリッサ・ラウシュ、メイム・ビアリク ほか

いつ見ても面白い。

実際に会えば正直とっつきづらい、風変わりでちょっとおかしな人達を、自虐的な笑いを持ってして親しみやすさを感じさせるドラマ。実は危ない橋を渡るようなかなり挑戦的な設定だが、見ているこちら側の現実での正しい振る舞いを教えてくれるような、素晴らしい作品であると思った。


メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年6月公開)

鑑賞形態:Netflix

監督:F・ゲイリー・グレイ

脚本:アート・マーカム、マット・ホロウェイ

主演:クリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン

出演:リーアム・ニーソン、エマ・トンプソン ほか

なにもかんがえずにみたのでかんそうがおもいだせない。

ただ、監督の初期の構想では移民問題について問いかける視点も含まれていたらしく、そういう要素もあったかもしれないと思ってまた見てみるのも、良いかもしれない。


シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2015年2月公開)

鑑賞形態:Netflix

監督・脚本:ジョン・ファヴロー

製作:ジョン・ファヴロー、セルゲイ・ベスパロフ

主演:ジョン・ファヴロー

出演:ソフィア・ベルガラ、ジョン・レグイザモ、エムジェイ・アンソニー、スカーレット・ヨハンソン、オリヴァー・プラット、ダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニー・Jr ほか

ジョン・ファブロー(と愉快な仲間たち)が心底楽しそうに、心底美味しそうにアメリカを横断するフードトラック・ロードムービー。

小鉢で出てくる一品のような、我々の生活感と同じ目線で描かれるこの映画は、心底安心できる。前半とクライマックスではストーリーを着実且つ穏やかに組み立てているおかげで、ただフード描写を楽しむだけの映画ではなく物語もちゃんと楽しめる作品となっている。

ただ、主人公の心の成長を楽しめるのは確かであるが、彼を酷評してきた批評家の心境の変化などあっさりしている部分もあるにはあるので、そこはやはりジャンル映画らしい都合のよさもあった。

ストーリー面だけでなく、豪華な俳優陣の演技も、今作をより深く味わえる要素である。

しかし本当に美味しそうなものばかり・・・!

隅々までこの映画を咀嚼して飲み込んでいただきたい。


ジャスティス・リーグ: ザック・スナイダーカット

(2021年3月HBO Maxにて全国公開、日本では同年5月にデジタル配信、6月にフィジカル媒体でリリース)

鑑賞形態:Amazon プライムビデオ

監督:ザック・スナイダー

脚本:クリス・テリオ

出演:ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、ガル・ガドット、エズラ・ミラー、ジェイソン・モモア、レイ・フィッシャー ほか

2017年公開の「ジャスティス・リーグ」のディレクターズカット版。劇場版とは違い約4時間に及ぶ作品。6つのパートとエピローグからなる。

まずパート2、『ヒーローの時代』にある回想シーン。これこれ、これがみたかったんですよ!とついつい言いそうになってしまうぐらい、ファンタジックで直球のヒーローアクションが良かった。

しかしここで直球アクションが描かれるという事は、バットマン達が戦うクライマックスではこうはいかないだろうな…というちょっとした寂しさもある。

フラッシュについてはドラマ版を見ていたのでそちらに愛着があったが、スナイダーカットを見てみると、こっちのフラッシュもめっちゃ見ていたい!と思わせるキャラクターだった。

オリバーの回想シーン。アメフトをする姿がこんなにかっこいいと思えたのもスナイダーらしさやDCユニバースらしさのおかげかもしれない。

そしてスーパーマン蘇生会議は何度見てもわくわくする。

アルフレッドが紅茶の淹れ方をいちいち指摘してくるシーンも笑ってしまう。その時のダイアナ同様、見てるこちらも思わず頬が緩んでしまうシーンで良かった。

スナイダーカットで印象深いところの一つに、ビクターと家族に関するシーンは本当に印象深く、”繋がり”という今作のメインテーマにも大きく関わる部分でもあった。

和解したかと思えば父が死んでしまう。しかしそれは無駄死にではなく理由があった。それに何より無駄にしたくなかったという、ビクターの人柄と強い思いが見て取れるシチュエーションだった。

ただしビクターの立ち直りが思いの外早いので、彼が良い人だからと思えなければ、何の葛藤や成長も無しに立ち直ったと見えなくもないのが、ちょっと残念なところかもしれない。

家族との別離というとどうしても、スナイダー監督の気持ちや信条も含まれているのでは、と考えてしまう。

アメコミ映画ファンにとってはとてもショッキングな出来事として記憶に残っているが、スナイダー監督が本作の追加撮影をしている時、監督の愛する娘が自ら命を絶ってしまった。とてつもない悲しみが彼とその家族を襲い、スナイダー監督は降板するに至った。(クレジットはスナイダーのままだが、劇場版の編集とそれ用に追加で撮影し監督したのは「アベンジャーズ」でおなじみのジョス・ウィードンである)

その時の心情をスナイダー監督は「戦う力がもう残っていなかった。気力がゼロになっていた。」と、最近の取材で語っている。

厳かすぎてむしろ笑えてくる所もあった。長尺すぎて誰の何の話か分からなくなってくるのも否めない。あと、やけに例え話が多い。

シーンの終わり際の無言の1~2秒など、普通ならカットするような部分も残ってる様に気がしたが、これは初見ゆえに感じる体感時間の問題かもしれない。次回見た時に気にして鑑賞しようと思う。

こんなに沢山のドラマをカットしたのはもったいないけど、これ程の要素を2時間弱の1本の映画にまとめるとしたら、確かにジョス・ウィードンのあの編集は妥当、いやそれ以上にほぼ完璧と言えるかもしれない。

しかしやはり、「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ エンドゲーム」の様に2部作に、もしくは連続ドラマとして(テレビ映画4作などに)していたらもっと評価されたかもしれない、とも思うぐらい良い出来だったと感じた。

「ジャスティス・リーグ」ほどの大規模なストーリーをイチから描くなら、確かに4時間は必要かもしれない。

配信でも特典映像として少し、メイキングを見る事ができた。4時間超の本編でもお腹一杯だが、デザート感覚で楽しめたのは自分でも意外だった。

ジェイソン・モモアがバットマンのオーディション受けてたというのはここで初めて知った。なんとなく怖い雰囲気ある演技だった(笑)

ガル・ガドットの綺麗さがメイキングでも伝わる。

メイキングでは撮影中の微笑ましい時間も垣間見える。撮影中、モモアに対してガルが「まるで幼稚園児みたい(笑)」と表したのも良い。

エズラのバリーに対しては、自由奔放だけど脆さも感じさせる、と語っていて確かに!と思った。

そしてモモアに対して最後に「冗談ばかりで面白い人。でも真面目な顔してビールを飲む」と言っていた。うん、どういう意味かわからない。

ブルースがダイアナと話す時やチームと作業している時、明らかに嬉しそうだし楽しそう。その表情にグッときた。アルフレッドの気持ちになる。

アーサーをスカウトしに行ったブルースが、彼の合流の可能性についてダイアナに聞かれた時。

ブ「多少は」

ダ「多い方?」

ブ「少ない方」

ダ「・・・断られた?」

ブ「(食い気味で)断られた」

これぐらいのギャグ(?)があるのも良かったし安心した。

バットケイブに皆と一緒に帰ってきた時も、よくわからないが安心した。

アルフレッドの気持ちがわかるシーンも多いので、本作をオススメしたい。




ミドリユカリの鑑賞記録:2020年11月~2021年5月 最後に

続きは次回の記事にて。