ミドリユカリの鑑賞記録:2021年8月

ミドリユカリの鑑賞記録:2021年8月

ミドリユカリの鑑賞記録:2021年8月 まえがき

どうも、ミドリユカリです。

ブログというか、もはやログと化してますね。

私が最近見た作品(映画・ドラマ・バラエティ番組など)を鑑賞した順に、記録として書いていきます。

超・簡略化して書いていきます。

※公開時期は日本公開を基本としています




2021年8月

ゴジラVSコング

鑑賞形態:映画館(ユナイテッド・シネマ札幌)

監督:アダム・ウィンガード

出演:アレクサンダー・スカルスガルド、ミリー・ボビー・ブラウン、レベッカ・ホール、小栗旬、カイル・チャンドラー ほか

怪獣バトル映画として、面白かったです!

場所がコロコロ変わり過ぎてよくわからなくなりましたね。でもキャラが立ってた分、登場人物が誰かわからなくなる事は無かったです。
コングが人間側の意図を汲み過ぎててもうコミュニケーション出来てるじゃん!って思いました。理由はあったんですけどね。人間的すぎて、コングじゃなくてドウェイン・ジョンソンでも成り立つんじゃないかっていうぐらいでした。初めから理解があって、それもやはりというか実はというか、ストーリー的な理由があります。ただそれが「子供を守らなきゃ」という、そこから既に人間的な理由なので凄く優しい。

香港のビルを飛び回るなど、見たい動きをやってくれるのも良かったです。スカルクローラーを見た瞬間のバーニーの叫びとか本当に面白いというかコメディ的で、良い緩衝材でした。

ベガス1週間分の電力、スキットルの酒、コングの斧など、伏線の散りばめと回収が多かったのが意外でした。勝利のための伏線回収はこの手のアクション大作では確かによく見る要素だし、「バカアクション映画と言ったら伏線回収だろ!」という、作り手の"映画愛"のようなものを感じました。
メカが自立出来てるなら研究所の機械をショートさせても意味無いのではと思ったけど、バッファ用のサーバーと繋がってたりしてたんでしょうか。

コングの家がスマートハウスだったのは笑いました。指紋認証(入口)とワイヤレスチャージャー(斧)とか、私の家より進化した文明が使われていました。ただ、斧とエネルギーを巡るくだりはすぐには飲み込みずらいかもしれません。ゴジラと同じエネルギー源=空洞にある未知のエネルギーを吸収し、そのパワーを斧に溜める。それに何故か気づいたゴジラが空洞まで放射熱線。そのせいでデカイ穴が開いたから空洞が崩れる、という流れだと思いますが、斧がエネルギーを溜めてゴジラが穴を開けるまでのその間に、エイペックス重役のマイアがエネルギーを搾取するくだりがあるせいで、それであの家が崩れたのか?とも思えてしまう。何が原因で何が起こったのかがわかりにくいし、しかも「勝手に取ったら何が起こるかわからない」なんて匂わせるセリフもあるおかげで余計にわかりにくいと思います。あと人間がギドラを利用しエネルギーを作り出して利権を得ようとする、というのは前作と同じ構造でした。

あれだけ苦労して来たのに、結局はめっちゃ深く掘るだけで辿り着けるんじゃんというのは衝撃でした。とはいえ南極のワープゲートから突入するシーンは、SF宇宙モノっぽいサイケなシーンで良かったです。

コングに傘を作ってあげて!とか、気づいたら南極ってそれは拉致だよ!という状況が可哀そうだし、形の無い雪を掴んで果てしなく続く南極大陸を見て、何かを諦めたようなコングの表情は繊細で胸を締め付けれらます。

性格は気に入らないが、絶対に排除した方がいいものに対しては協力して立ち向かう姿は、多様性を受け入れつつある現代社会にも近い気がします。気のせいかもしれません。


ワイルド・スピードX2

鑑賞形態:Netflix

監督:ジョン・シングルトン

出演:ポール・ウォーカー、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス ほか

「ワイルド・スピード」続編でシリーズ2作目。

今となっては懐かしい、ゼロ年代初期のハリウッドの雰囲気を感じられて楽しかったです。


ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT

鑑賞形態:Netflix

監督:ジャスティン・リン

出演:ルーカス・ブラック、バウ・ワウ、ナタリー・ケリー、サン・カン、ブライアン・ティー ほか

「ワイルド・スピード」シリーズ3作目。 監督のジャスティン・リンは今作から6作目までを監督し、シリーズをヒットに導いた立役者。9作目「~ジェット・ブレイク」から復帰し、最終作とされている11作目まで監督を務める事も決定しています。

日本が舞台であり、北川景子、千葉真一、妻夫木聡、波岡一喜、KONISHIKI、真木よう子、柴田理恵、中川翔子など日本人キャストも多数出演しており、ドリフトキングとして有名なレーシングドライバーの土屋圭市も出演しています。今見るとそのフレッシュさを楽しめます。高校生役の黒髪ロングの北川景子さんが可愛すぎです!

柴田理恵さんの演技も親近感があって笑えてくるし、外国人から見た日本らしさも全部揃ってて良かったです。エンドロールで確認できる妻夫木聡さんの役名(役柄)は痺れますね。中川翔子さんが「bo-peep girls」とクレジットされてますが、ウィキによると「竹下通りのゴスロリ#1(白)」との事です。

オレンジのスーパーカーに腰掛けるハンの、佇まいの格好良さに惚れ惚れします。景色に合わなくて目立っていたんですけどね。笑

ハリウッドが描く日本というやや不安な先入観を抱きがちですが、アイデンティティや移民についての要素もあり、侮れません。ストリートレースを題材としたシリーズ初期のコンセプトを、日本、そして海外移住というストリート魂の芯を食った要素を加えていて、まさにシリーズの続編として正しいルートを突っ走った作品でした。

一作目からシリーズを見ていますが、新作の度、これ程ジャンルを飛び越える面白みのあるシリーズは見た事がありません。それに加えて007シリーズのような、どこから見ても楽しめる面白さすらある。吹替もオススメです!
軽い気持ちで見ても楽しめる点も凄いし、今作のように実は深いテーマを扱う事もあるので本当に侮れません。でも軽いという。不思議なシリーズになりましたね。

ヤ〇ザがストリートレースの合図をする珍しい作品です!


カイジ ファイナルゲーム

鑑賞形態:Hulu

監督:佐藤東弥

出演:藤原竜也、福士蒼汰、関水渚、新田真剣佑、吉田鋼太郎 ほか

実写版カイジの3作目。

勢いも凄みも消え失せ、色んなタイミングでため息が出てしまう作品でした。2作目にはまだ残っていた顔相撲も無くなり、勝因を語る種明かしのシーンでは、その理由を映像で見せた後にまたセリフで説明するくだりもある等、もう少し締まりのある段取りにしてほしかったです。

全体的には残念でしたが、ドローンが万能ではないという描写が思いのほか良かったです。中盤にサプライズ的に出てくるとあるキャラクターは期待してなかった分驚きましたし、画面に映るだけで華があるという事と、良し悪し関係なしに説得力を持たせる存在感には感服しました。最後の勝負も何だかんだ勢いで持っていかれそうになるのもシリーズの特徴です。


いまは僕の目をみて

著者:小出祐介

編集・発行:Talking Rock!

ロックバンド、Base Ball BearのVo&Gt 小出さんによる詩集第3弾。
アルバム「C2」から「C3」までの約6年間の楽曲の歌詞が掲載。巻末インタビューやあとがきにも書かれてある通り、年齢を重ねるだけじゃなくバンドを取り巻く状況の大きな変化も踏まえ、出版にあたり新たに構成された詩集となっております。

インタビューやあとがきを読んでから見ると、より一層深く身体の中に馴染んでいく感覚がありました。表現の巧みさは勿論、様々な事柄を踏まえた構成力にはいつも感心します。日頃から"考えている"事がわかるし、月並みな言い方になりますが、とても尊敬しております。

その構成力は往年の傑作映画のごとく見る者を圧倒し、二重三重もの意味を含んでいて読む人の視点を増やしまくります。ベボベ、そして小出さんの楽曲は映画ファンこそ感動する人が多いのではないか。そう感じたので、このブログにて紹介させて頂きました。オススメです!


マーベル ジェシカ・ジョーンズ シーズン1

鑑賞形態:Netflix

製作:マーベル・テレビジョン、ABCスタジオ、Tall Girls Productions

配給:Netflix

出演:クリステン・リッター、レイチェル・テイラー、ウィル・トラバル、ロザリオ・ドーソン、キャリー=アン・モス、デイヴィッド・テナント、マイク・コルター ほか

ネトフリとマーベル・テレビジョンがタッグを組んだマーベルのドラマシリーズ。

公式サイトはコチラ

ネトフリ×マーベルのドラマのキャラクターが勢ぞろいする「ディフェンダーズ」シリーズの一つですが、単独の作品としても充分楽しめる最高のドラマです!

探偵モノでありサスペンス要素も綿密で、更にアクションでもあり、スリラーでもあります。主人公・ジェシカの宿敵・キルグレイブ(最悪で最高のクソ野郎)の能力が命令しただけで他人を操れる「洗脳」であり、絶対に敵いそうにない相手に精神的に追い詰められながらも立ち向かうジェシカ。隙あらば酒を飲んでやさぐれているのに、美人だけど今にも泣きだしそうな表情にも見えるその儚げな雰囲気と、何だかんだ諦めないし優しいそのスタンスは、推せない訳が無い!!!

「アベンジャーズ」のように他作品とクロスオーバーが前提ですが、比較的独立してる作品ですので、デアデビルのシーズン1と共にこちらもオススメです!


マーベル デアデビル シーズン2

鑑賞形態:Netflix

製作:マーベル・テレビジョン、ABCスタジオ、

配給:Netflix

出演:チャーリー・コックス、デボラ・アン・ウォール、エルデン・ヘンソン、ロザリオ・ドーソン、エロディ・ユン、ジョン・バーンサル、スコット・グレン ほか

ネトフリとマーベル・テレビジョンがタッグを組んだマーベルのドラマシリーズで、「ディフェンダーズ」シリーズの一つ。

公式サイトはコチラ

シーズン1に引き続き最高。前シーズンが13話通してフィスクというボスを倒す為に動いていた主人公たちでしたが、今シーズンではコミックでも人気のパニッシャーがサブキャラクターとして登場し、「ディフェンダーズ」の布石として謎の組織”ヤミノテ”との闘いも描かれるなど、ハリウッドのドラマ作品らしく様々な要素が絡み合い、やや複雑になってきます。

それにしても緊張感は損なわず、主人公・マットの狂気と葛藤をニューヨークらしい色合いの画面で描かれていて、アクション多めのドラマシリーズではとても面白い作品に入ると思います。


雨に唄えば

コチラの記事にて。


ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結

コチラの記事にて。


クレイジー・リッチ

コチラの記事にて。


マーベル ルーク・ケイジ シーズン1

鑑賞形態:Netflix

製作:マーベル・テレビジョン、ABCスタジオ、

配給:Netflix

出演:マイク・コルター、マハーシャラ・アリ、シモーヌ・ミシック、エリック・ラレイ・ハーヴェイ、ロザリオ・ドーソン、アルフレ・ウッダード ほか

ネトフリとマーベル・テレビジョンがタッグを組んだマーベルのドラマシリーズで、「ディフェンダーズ」シリーズの一つ。

鋼鉄の肌を持つ男、ルーク・ケイジがハーレムのギャングと戦うアクション・サスペンス。

ギャングとの抗争という物語の腹黒さはありますが、主人公がほぼ無敵という快活な設定もあり、比較的見やすい作品です。ギャングが所有するクラブが舞台の一つなので、伝統的且つ最先端のライブを様々なミュージシャンが毎週代わる代わる披露してくれて、素晴らしい音楽を堪能できるのも見所です。何よりオープニング・テーマが格好よすぎ。っていうかネトフリのマーベルドラマはどれもオープニング・テーマが格好よすぎ!アイアン・フィスト以外は。


イン・ザ・ハイツ

コチラの記事にて↓


マーベル アイアン・フィスト シーズン1

鑑賞形態:Netflix

製作:マーベル・テレビジョン、ABCスタジオ、Devilina Productions

配給:Netflix

出演:フィン・ジョーンズ、ジェシカ・ヘンウィック、トム・ペルフリー、ジェシカ・ストループ、ロザリオ・ドーソン、デビッド・ウェナム ほか

ネトフリとマーベル・テレビジョンがタッグを組んだマーベルのドラマシリーズで、「ディフェンダーズ」シリーズの一つ。

色んな組織が出てきて関係性が複雑になる分、シンプルな展開になっているのが見やすいです。主人公も単純な性格(故に良いヤツ)なので、その点で言えばシリーズに入りやすいかもしれません。シリーズのキャラが大集合する「ディフェンダーズ」に直接繋がる作品なので、それもあってかストレートな物語になっていると思います。

他のシリーズ全部のオープニング・テーマが格好いいのですが、躍動感のある映像に対して落ち着いた曲調となっております。期待していただけにちょっと拍子抜けする程の落ち着き具合です。

もっと中国人キャストを採用してカンフーアクションが見たかったですね。


過去記事一覧はコチラ( 月イチ感想 の記事ほか)

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