最近、ブログを更新してなさすぎるのでとりあえず 映画 の感想を羅列してみた
皆さん、こんにちは。アヤノテツヒロです。なんだかプライベートが慌ただしく、ちゃんと 映画 の感想を纏められていない今日この頃
しかし、そこそこに映画は見ているし、感想を吐き出さないのもイヤなので、とりあえずタイトルと感想をガーっと書いていこうと思います。
Table of Contents
さがす
感想:
めちゃくちゃヤバかった
そんな言葉をストレートに使いたくなるようなそんな映画だった
父親が指名手配犯を見つけたと言って、失踪。父親の名前を語るのはその犯人らしき男…というサスペンスな展開から、犯人の視点、父親の視点へと二転三転していき予測出来ない展開へと突き進んでいく。
その物語の下敷きにあるのが、生活苦だったり、空き家問題や日雇い労働、警察の対応の悪さに命の軽さ…そういった社会問題やグレーになってるシステムの構造が浮き彫りになっていくのにもゾクッとしたし、冒頭の父親の行動がラストにカチッとハマるのにもゾクッとした。
視点と時系列が変動するものの、分かりやすい構造になっており、父親の視点へとシフトしてからはさらに一段階物語へと引き込まれた。
謎めいた失踪から、抱える苦悩と葛藤、そして歪な狂気をはらんだ佐藤二朗さんの演技、指名手配犯を演じる清水尋也さんの不気味で得体の知れない存在感、父親を探す過程でどうしようもない不条理さに振り回される娘を演じた伊東蒼さんの様々な感情が入り乱れる演技の数々、全てがホントに素晴らしかった。
ラスト、父親が描いた計画通りだけでは終わらない、父親が再び始めた犯行、察した娘の行動、そして親子のラリー…罪を犯した父親の全てを知った上での娘の想いと涙、父親の涙、そして再びラリーを始める親子、鳴り響くサイレンは…というなんとも言えない余韻も含め素晴らしい。
Coda あいのうた
感想:
素直に良い映画だと思った。
聾唖者一家の中で唯一の健常者であるルビーの大好きな歌という自分の中の大切にしたい夢と家族で揺れ動く姿を通して、その歩んできた人生を優しく包み昇華してくれるような、そんな映画だったなぁ
劇中の歌の数々がさりげなく露骨にならない範囲でルビーの状況とリンクするのも素晴らしいし、ルビーは家族を、他の家族はルビーをちゃんと思いあってるのが伝わってくる終盤の家族それぞれとの対話シーンはウルッときたし、コンサートでの静かになる演出!チャレンジングなんだけど、スゴく伝わってくる素晴らしい演出だなと思いました。
V先生、クセは強めだし、口も悪めなんだけど、ルビーの才能を信じ向き合ってくれてるのが伝わるし、オーディションで遅刻しながら駆けつけて、ピアノ間違ったふりで支えてくれるのマジでさいこうすぎた
家族という一番身近で大切なんだけど、近すぎるからこそ厄介でたまに無性に離れたい時もあるけど、それでも離れられないくらい愛おしい…そんなことを思った。
ポプラン
感想:
意外と面白かったかも笑
ある朝起きたら男のアレが(以下劇中にならいポプラン)無くなり、6日以内になんとかしないとならないコメディ作品
設定のガバガバはさておき、無くなったポプランを追いかける様、ポプランがぶつかると痛んで仕方ないというシュールさが(本人としてはいたって真剣だからこそ)笑えてくるし、他人のポプランを口で捕まえた後…ま、倒れるわな笑
ポプランが離れたこと、直前に見た夢から、主人公はかつて自分が蔑ろにしてきた人たちへと向き合う、友人、恋人、親…そこで傷つきながらもかつての自分そして今の自分と向き合うことになる。
痛みを伴いつつ、自分のしこりに向き合う中でもポプランを見つけたり、痛くなったりするので、ある意味ではどっちつかずの印象を覚えてしまうのも事実だ。
それでも父親との幼少の頃を思い起こさせる神社のシーンはエモい(クッキリとエモくさせる演出満載だったが)
ただ、しこりが消えてスッキリしたからなのか主人公の態度が軟化した明確な理由があまり分からずという点は残念か
ちょっと思いだしただけ
感想:
スゴく言葉に出来ないのがもどかしいけど、良い映画でしたね。
元ダンサーで今は照明の仕事をしている照生とタクシー運転手の葉、2人がそれぞれの生活をしているコロナ渦の現在から、二人の終わりから始まりまでを照生の誕生日の1日を通して振り返っていく…
「花束みたいな…」的な感じでありつつも、またそれとは違う、ホントにふとした瞬間の日常の尊さを押しつけることなく見せてくれる感じが心地よい。
1日を主軸に辿るという設定で「ワンデイ」を思い出したが(見てない)どうなんだろ?
部屋の風景、照生が歩く階段、坂道の地蔵さま、妻を待っている男、同じように撮られたその場面一つ一つに彼の人生の歩みが刻まれていくように繰り返されるのが良い。
葉の方では個性的なお客さんたちとのやり取りが面白かったり、コロナ前のワチャワチャした感じが微笑ましくて羨ましい。
意外と散りばめられた豪華キャストも見処。
この二人にドンピシャな人はそれほど居ないとは思うが、この映画を通して、自分の歩んできたふとした場面を"ちょっと思い出す"なんてことはあるかもしれない。
出会いから別れを描くのではなく、たった1日だけを振り返ることで、何かをきっかけに昔のことを、ふと思い出すその感覚を味会わせると共に、そこに至るまでの一つ一つの日々を想像させる辺りも上手くて、主人公たちがいかに共に過ごしてきたのか、デートをしてきたのか、付き合ったのはどういうきっかけか、出会ったのは…という瞬間瞬間が、愛おしくなるようでホントに素晴らしかったです。
劇場を出たあと主題歌の「ナイトオンザプラネット」を流しながら、昔馴染みの場所を歩きたくなるようなそんな映画でした。
という感じですね。
色々と見てはいるのですが、まだまだうまく表現出来ないのが露呈しているのと、とにかく時間が最近足りないのが…
では、またいずれ!
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