映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」 ネタバレあり感想:大迫力への満足度と不満と…!?

みなさん、こんにちは。アヤノテツヒロです。今回このブログで取り上げるのは 映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」 です。

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」:概要

監督:アンディ·サーキス

キャスト:トム·ハーディ、ウディ·ハレルソン、ミシェル·ウィリアムズ、ナオミ·ハリス 他

あらすじ:エディとヴェノムは共同生活をなんとか過ごしていた。エディの取材対象である死刑囚クレタスの怪しげな存在、そしてクレタスはエディの血を取り込んでしまう…そして生まれたのはカーネイジという悪夢の存在だった…

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映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」 感想①:エディとヴェノムのブロマンスに笑う

この作品のほぼ全てを担っているであろう、エディとヴェノムのバディというかもはや夫婦のようなやり取りが前作以上に多めで、それがひたすら楽しかったですね~

今回の敵となるクレタスの取材で見かけた情報をしっかりと記憶し、エディの記者としての仕事の役に立ってくれるヴェノム、アンが結婚すると知りショックを受けるエディを慰めようとするヴェノム、人を食べたいと駄々をこねるヴェノム、相変わらずダメ男っぷりを発揮するエディに対してプンプンと怒って出ていってしまうヴェノム…なんだろひたすらヴェノムを愛でる映画になってきた笑

という感じで、”凶悪”みたいなヴェノムさんは全くおりません笑。出ていったは良いけど、エディとバッチリ適合したヴェノムは他の人に寄生しても長い時間は持たないし、なんだかんだエディを気に入っているので、素直にエディが謝ると「許す!」とまたエディと共に生きることを選びます。

とにかく、エディとヴェノムの夫婦漫才、もしくはのび太君とドラえもんのような、お前らひたすら仲良いな笑って思うようなやり取りにニヤニヤしながら映画を観る感じでした。

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」 感想②:ヴェノムVSカーネイジのハイスピードバトル

勿論、今回の敵ヴィランであるカーネイジとの最終決戦の迫力も申し分ない。似た能力を持つ者同士、殴る蹴るなどの肉弾戦、触手を伸ばしまくってのアクロバティックな動きの数々に、カーネイジの不気味な変化などド派手なVFXを多用した迫力のバトルは見ていて盛り上がる。そう盛り上がるのだが…

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」 感想③:色々足りない感じがする(主にカーネイジについて)

とまあ、満足な部分もあるが、不満も多い。ラストバトルについても後程言及するが、どうにも足りない部分が多く感じました(短く纏まっているという部分で評価もしたい気持ちはありますが)


まずはクレタス。彼が殺人鬼として逮捕されてるのは分かるが、その残忍性を表すようなエピソードが紹介されないので、いまいち彼の犯した罪や人となりも分からないまま話が進む。
それを狙っているのかどうかも微妙なラインで、得体の知れなさを出すわけでも、ただフランシスとの繋がりを求め、エディとの裏と表のような友情を求めていた男なのかもよく分からない(ヴェノムにバカじゃねって食われてたし)
演じるウディ・ハレルソンのおかげで、怪しい雰囲気を醸し出せていたのだけれど、もっと魅力的に映る展開が欲しかったなと。
これはフランシスも同様で、閉じ込められてきた鬱憤を晴らすだけ、シンビオートの弱点になるだけのキャラクターになってしまったような気がしますね。

ちなみに彼らの出会いのエピソードをアニメーションで描くシーンもあったと思うのですが、わざわざ時間を割くような内容でもなかったように感じました。


この二人に関してはラストバトルでも全体的に雑な感じで処理されてしまったような気が正直しました。


クレタスとカーネイジが意識が一つになっていない(フランシスの処遇について)というのならばと立ち上がるヴェノムとエディという展開を活かしたようで実は活かしてないような決着の付け方(フランシス落下→高周波な声で建物が崩れて→シンビオートと分離→崩れた建物でフランシス圧死→エディ、ヴェノムがダンやアンとくっついて勢いを殺して無事→クレタス、カーネイジと分離したまま生身で落下し瀕死)…なんですかね、全体的に結末が雑に終わった印象なんですよねぇ…。
シンビオートと融合した凶悪な殺人鬼、カーネイジ(大殺戮)と名を冠した存在、ヴェノムがヤバいかもと呟いた存在の最期がアッサリすぎて…という部分には色々と不満ありです。


ついでに言えば、ラストバトル。激しすぎて何をしているのかも分かりづらい印象ですね。
激しいバトルで迫力も満載で楽しめたのは事実なのですが、それに伴って激しすぎて何がなにやら状態にもなってたなと思います。これに関しては前作もそういうところあったので…

ただ、前作よりCGがレベルアップした感じはしました。ただやっぱり決着の付け方だけが…

という感じでしたが、いかがでしょうか?

とにかくエディとヴェノムのブロマンスを楽しんでみるには最高に楽しいのでぜひ劇場で!!!


この先はネタバレ注意の中でも最高に注意が必要です。

本編を見てない人は絶対読まずに早く劇場に行ってください

今回、注目はミッドクレジットシーン!!!

カーネイジの騒動や前作での事件も含め、追われる身となったエディとヴェノムは南の島?のような場所で静かに過ごしていました。

ヴェノムがシンビオートの秘密を見せてやる…というと何かが起きました。ヴェノムは何も知らないと言います。

そしてテレビを点けるとそこでやっていたのはデイリービューグルのニュース…そこに映るのは正体を明かされているスパイダーマン!!=ピーター・パーカー!!(トム・ホランド)
MCU世界にヴェノムがやって来た?ノーウェイホームの影響??ヴェノムはテレビのピーターを見つめ、「コイツだ…」と言いますが…なぜヴェノムはピーターに目を付けた?

全てが謎のまま物語は完結します。

果たしてヴェノムは、エディは、MCU世界に来たのか、それとも似た世界なのか…

まさかのこの予想が当たるのか?とにかく楽しみですね!!