ワンダヴィジョン 第8話レビュー
「ワンダヴィジョン」第8話！謎の多くが明らかになると共にワンダの過去を明らかにする大切なエピソードでしたね！
早速書いていきます！
オープニングの「Marvel Studio」のロゴ、そのバックの色が紫に代わり、アガサのオリジンエピソードから今回の話は始まります。
1693年、どうやら、魔女の里？的なものがあったようで、アガサはその強大な力を持っているゆえに仲間や母親からなんらかの儀式によって、始末されそうになったいた？ようです。
彼女自身もその強力な力を抑えれないような発言をしているのですが、どういうことなのか…
その強大な力で仲間たちを倒し、母親をも倒したアガサ。彼女は現代までひっそりと活動していたのでしょうか？
この魔法という概念は、ドクター・ストレンジと同じなのでしょうか？エンシェント・ワンとかはその存在を知っていたりしたのかな？ひょっとしたらドクター・ストレンジの続編にも繋がるかも？
話は現代へ戻り、アガサとワンダが対峙しています。子供たちの行方を尋ねるワンダを嘲笑うアガサ。この辺はやはり経験の差が大きいというか年配者ゆえの余裕で、ワンダが力を使えない結界を張っているとのこと。ルーン魔術というものらしいですが、ワンダにも見ている我々にもサッパリ？分かりません。アガサ曰く基礎的な魔術のようですが・・・
アガサはどうやら偽のピエトロを操っていた模様（ニセトロという言い方も良いし、英語だとPietro→Fietroとなっているのも面白いですね笑）街の住人を操っていたとのことですが、それが事実ならX-MENとは無関係？？それなら彼はただのそっくりさん？？？
アガサは前話で全ての黒幕であるような雰囲気を出していましたが、どうやら違うようです。
この街の存在に気づいた時にかけられていた沢山の魔法、その方法を知りたいためにこの街に忍び込み、ワンダとの接触を図っていたとのこと。逆にアガサとしてはワンダの魔法の方がサッパリ分からないそうですね。
アガサは呪文を使ったりするようですが、ドクター・ストレンジとはまた違う魔法のように見えます。
ワンダの力や魔法の謎を知る為に、アガサはワンダの過去を掘り下げていこうとします。
まずは幼少時代。マキシモフ家での安らかなひと時、両親とピエトロ、ワンダとの平和な日常。そこでワンダが好んで見ていたのがシットコム！！
つまり、彼女の潜在意識には大好きなシットコムの世界があったということがここで判明します。
そこに突然訪れる衝撃・・・爆撃によって両親は亡くなり、ワンダとピエトロは不発弾の恐怖に怯える・・・というのは「エイジ・オブ・ウルトロン」でも語られていたエピソードですが、その詳細が明らかになると共に、ワンダが不発弾にしていたのでは？ということが判明します。
さらに、スターク・インダストリーズのトースターのCM、そこでの点滅はここのエピソードでのミサイルの点滅ともリンクしていますね。
次にワンダが巡るのは、ヒドラの実験施設。彼女はそこでマインドストーンに接触します。どうやらワンダの能力は潜在的に眠っていたものであり、マインドストーンの力によって覚醒し増幅したということが分かります。ワンダがそこでマインドストーンを通してみた謎のシルエットはなんなのでしょうか？未来の自分の姿なのか、それとも・・・
次に巡るのはアベンジャーズの本部に居るワンダの姿。「エイジ・オブ・ウルトロン」後なのか、「シビルウォー」あたりの話なのか分かりませんが、ヴィジョンとワンダの心の距離が近づく様子が描かれます。ピエトロを失った悲しみにどうにか寄りそおうとするヴィジョンの姿は微笑ましい・・・これまでの作品だけでは、二人の関係性がいつの間にやら近づいているような気がしていましたがこのエピソードでようやくそこの過程が描かれましたね。
その光景を見て、涙を流すワンダ・・・（さりげなくアガサも目元を拭いてたりしますね）そして、ヴィジョンを取り戻したい彼女はS.W.O.R.D本部へ行ったあの時間を振り返ります。
指パッチンから帰還した人々を映す映像が流れる中、ワンダはS.W.O.R.D本部へ。恐らくトニーの葬儀を経た後のことでしょう。ヴィジョンを弔うために訪れたワンダを待っていたのは、ヘイワードと無残に分解されるヴィジョンの身体・・・ヘイワードはヴィジョンをモノ（it)としてしか扱っておらず、やれ30億のヴィブラニウムだと知覚兵器だと・・・まぁワンダの（そして見ている我々の）怒りを買いまくります。
ヴィジョンの遺体に触れた時の「あなたを感じない…」の言葉、「インフィニティ・ウォー」でのヴィジョンとの会話へのカウンターとしてあまりにも切ない…
ワンダはS.W.O.R.D本部を後にし、ウエストビューへと向かいます。そこではシットコムで出て来た住人さんが普通に生活しているのが垣間見えますね。
そこにある土地、そこはヴィジョンがワンダと全てが終わったら二人で暮らそうとしていた土地…その場所を見て、ワンダの悲しみは頂点に達し、身体から溢れる力を抑えることが出来ないまま、街を飲み込み、そしてヴィジョンを作り上げてしまいます。
ワンダは、ヴィジョンの遺体を盗んでなどいなかったことが分かりました（おのれ、ヘイワード！）
ヘックス誕生の真相が判明しましたね。アガサは子供たちを人質にしたまま、ワンダに呼びかけます。
一から物体を作る力、カオスマジックを使う、あなたは スカーレットウィッチ だと
ついに、原作でも呼ばれる名前が呼ばれた瞬間ですね！
しかし、物語はこれで終わりません。
エンドロール途中で挟まれるS.W.O.R.D部隊の動き。ヘイワードが企ていたのはワンダの能力を浴びたドローンからエネルギーを抽出すること、そしてヴィジョンの遺体をくみ上げて兵器として利用しようとしていました。
そこにいたのは真っ白なヴィジョン…
シットコムという謎に大きな進展があった今回のエピソードですが、ホントにあと一話で終わるの？という感じでハラハラしております。
ここで気になる点を纏めておきましょう。
・アガサの目的
ワンダがどのようにしてこのヘックスを作り上げたのかを探っていたアガサですが、彼女の最終的な目的はなんなのでしょうか？ワンダを利用して何かを企んでいる？魔女として仲間にしたい？
・白いヴィジョンとワンダのヴィジョン
ヘイワードが起動させた白いヴィジョン。恐らくヘックスに向かわせワンダとの闘いになるかと思われますが、そこで恐らくワンダが作ったヴィジョンと邂逅するはずです。それによってどんなことが起きるのか…最終話の最注目ポイントになるかもしれません。
・CMの謎
結局全ては明らかになりそうもありませんが、CMの謎、特に後半のCMについてはワンダとの関係性がまだ見えてこないのですが…これはこちらで考えろということかな？
・モニカ、ニセトロ、ダーシーの行方
今回のエピソードでは登場しなかった方々の辿る行く末も気になります。放置されたダーシー（笑）にニセトロに見つかったモニカ…
モニカとダーシーはワンダをサポートしてくれそうですね。特にモニカはスーパーパワーに目覚めたようなので頼りになりそうです。
ニセトロに関しては、アガサが操っているそうですが何者なんでしょうか？ホントに関係ない人？X-MENとの関係は？など謎が多い存在です。
・ヘックスの行方
ワンダの悲しみが暴発して生まれてしまったヘックス。意図せずとは言え、住人たちを閉じ込めてしまったワンダのこれからの去就も気になるし、ヘックスもどうなるのか…ヘックスが消滅した場合、ヴィジョンや子供たちはどうなるのか…最終話のクライマックスはここになるのかなと。
・まだ期待しよう！サプライズゲスト！
最終話ではMCUならではの別作品への繋がりを感じさせるサプライズがあるんじゃないかなとまだ思ってます！
特に魔法が出てくるのなら、ドクター・ストレンジの登場はあるのではないかと考えておりますねぇ
あとは白いヴィジョンに入り込んでくるならウルトロンとか？
あんまり複雑になると収拾がつかなくなりそうなので、本格的には絡まないと思いますが・・・・
少なくとも、ヴィジョンという存在はウルトロンやジャーヴィス、マインドストーンなど様々な存在が複雑に絡み合っている（とブルース・バナーが言っていたはず）なので、S.W.O.R.Dに利用されているヴィジョンの身体にウルトロンが蘇ったり、ひょっとしたら味方してくれることなんてあったらアツいですねぇ～
何はともあれ、見逃せない最終話まで待ち遠しい！！！
最終話に向けて、過去のエピソードを見返すのも良いかも？？